それなりに情報は集めたつもりなんですが、何かしっくりこなくて・・。
情報を頭の中であれこれとかき混ぜるのも大切だけど、まず脳の状態そのものを活性化させてあげることも同じくらい大切だよ。
公園を歩きながら考えてみよう!
外を歩きながら考える方法は、すでに実感されている人も多いのではないでしょうか?
このような研究結果があります。
「創造力を高めたいなら、仕事場を出て散歩をしなさい」。これは昔からよく言われているアドバイスです。
このたび、実験心理学の専門誌「The Journal of Experimental Psychology」で、このアドバイスの効果が実証されました。
論文はスタンフォード大学の研究チームによるもの。
小規模な実験を複数行って、ウォーキングに創造力を高める効果があるかどうかを確かめました。
ほぼすべての学生が、ウォーキング中には大幅な創造力の向上を示しました。
1つのモノの使い道をいくつも考えるという試験において、大部分の被験者では回答数が約60%も増加しました。
しかもその回答は「目新しく、かつ適切なもの」だったそうです。引用: lifehacker
また、歩く=リズム運動をすることによって、創造を高める神経伝達物質が分泌されることがわかっています。
積極的にウォーキング発想術は取り入れていきたいところですね!
より上手く脳のしくみを利用するためには、必ずウォーキングする前に、「何を考えたいか?」をはっきりと声に出してから始めましょう。
例えば、「飲食店で行うサービス案」よりも、「どんなサービスを飲食店でされたら嬉しいか?」という質問文にした方が良いでしょう。
質問が曖昧なまま始めると、発想は拡がるものの、具体的なアイデアが出てこないまま終わってしまうことがありますので、ご注意くださいね。
デパ地下をぐるぐる周りながら考えてみよう!
デパ地下はマーケティングの宝庫です。
様々なお店がお客さんに対して上手にアプローチするために、商品の陳列を工夫したり、臨場感を出したり、サービスを他と違った形にしたり。
時間によってもその雰囲気は変化します。
そんなありとあらゆる工夫がなされた空間は刺激的で、自然と脳の活性化を促してくれます。
当然といえば当然で、商品を買ってもらうために各お店がそうなるように仕組み作りをしているわけですからね。
頭の中にある「アイデアの要素」を目の前に現れたもの達に、ひたすら放り投げてみて、連想していってみましょう。
そしてその思い浮かんだことを何でもいいのでメモしていきましょう。
この時は手軽に記録するために、ボイスメモを活用すると、かなり効率的にできるかと思います。
広い意味で言えばショッピングセンターのテナント巡りでも同じ効果が期待できます。
洋服と一言で言ってもお店によって切り口がたくさんあり、それぞれそこには論理的な思考とアイディアが濃縮されています。
ちなみにこれは情報収集も兼ねることになりますが、
目に留まったお店や場所、売り方などを発見したら、
「なぜ?」と少し立ち止まって考えることによって、考察が深まり、「抽象的な要素」もストックできるようになります。
例えば、あるPOPに目が止まったら、「なぜ無意識に目に止まったのだろう?」と考えることで、「動いてるものは人の視界に入りやすい」という「要素(法則みたいなもの)」をストックすることができます。
その気づいた「要素」をその場でどんどん放り投げていってみましょう。
1人カラオケで考えてみよう!
娯楽施設に行くだけで多くの人はワクワクしてくることと思います。
そのテンションを活かして、カラオケに1人で入り、そこで紙に書き殴りながらアイデアを出してみましょう。
いつもとは違う「非日常」の空間で行うだけで、不思議と脳が動きだします。
もし、歌いたくなったら歌ってしまいましょう。
その行為自体も良い刺激になります。
そんな空間で思ったことを自由にやったり、メモしていくと思いもよらない結びつきからアイディアが生まれることがあります。
これは、あくまで「非日常の空間」であれば良いので、カラオケがあまり好きでない方は、好きな場所で、かつあまり普段行かない場所、ならどこでも良いと思います。
お金はお高めになりますが、本当にテーマパークに入ってしまうのも面白いかもしれません。その分、普段ではできない振れ幅の大きい発想ができるのは間違いないと思います。
家具屋でのんびり考えてみよう!
家具屋は空間が広々として、創造性を拡げるのには、適した空間作りになっていることが多いです。
新しいものに触れたり座ったりして、存分に五感を刺激しながら、洗練されたデザインに囲まれていると、新しいコンセプトやアイデアが見つけやすいと思います。
子供用の机に座ってみましょう。
目線が変わると新鮮な刺激があります。
ふかふかのソファーに体をゆだねてみましょう。
ベッドで寝転んでみましょう。
頭だけでなく、体全体で感じることがポイントです。
家具屋は「デザイン」「形」といったキーワードへのアイデア出しにはより向いていると言えるでしょう。
想像のきっかけは、「視覚優位」の人もいれば「聴覚優位(音で発想しやすい)」「言語優位」の人もいるので、この場合は「視覚優位」の人に特に向いている発想の方法だと言えるかもしれません。
①公園を歩きながら考えてみよう!
ウォーキング(リズム運動)をすることで、脳から創造力を高める神経伝達物質が分泌されます。そのしくみを上手く利用して、歩きながら考えてみましょう。
②デパ地下をぐるぐる周りながら考えてみよう!
デパ地下はマーケティングの宝庫であり、刺激たっぷりの空間です。
頭の中に入れたキーワードを、デパ地下を周りながら気づいたもの・ことに放り投げて、連想してみましょう。
③1人カラオケで考えてみよう!
1人でカラオケボックスにこもってみましょう。
「非日常空間」にいくことで、脳を活性化してもらいつつ、アイデア出しをおこないましょう!
歌うこと聴くことも発想するにはよい刺激になります。
④家具屋でのんびり考えてみよう!
家具屋をゆっくりのんびりと周りながら考えてみましょう。
洗練されたデザインや空間に囲まれながら、五感をフルにつかって発想しましょう。
どのことにも共通することですが、その場所にいく前に「情報をしっかり頭に入れる」「出したい答えの質問を言葉に出してからいく」を忘れずに行ってくださいね!