アイデアの作り方

アイデア作りのための情報の集め方!カラーバス情報収集法!

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「企画をつくるために、どうやって情報を集めたらいいの?」
「いいアイデアがうかばない。何かいい情報ないかな?」
「あんまり時間がないのに、企画が浮かばない。効率よく情報集められないか?」

といった、状況になることってありませんか?
僕はかつてよくこの状態に陥ったことが何度かあります。
考えれば考えるほど、焦りばかりがつのってしまうものですよね。

そこで、今回は企画・アイデアを生むための情報の集め方の中かから、
個人的に特におすすめの方法をご紹介します!

それでは、参りましょう!

 

カラーバス効果を狙って情報を集める

カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、
それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、
つまり色の認知に由来するが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、
意識するあらゆる事象に対して起きる。
人間の脳は、特定の事象を意識することで、
五感で得られた情報からその特定事象のみを積極的に認識するという性質を持つ。

引用:シマウマ用語集

今日見た車は何色が多かったですか?

という質問したときに大抵の人はおそらく車の色はそんな思い出せないのではないでしょうか?
強いて言えばありきたりな白とか黒い車が走っていたかなぁくらいだと思います。

ところが、「赤い車」と意識をしてから、街中に出てみると、赤い車が次々と目に飛び込んでくることに気づくでしょう。こんなにいたっけ?というくらいに。

これは心理学で言うカラーバス効果と呼ばれるもので、いままで視界に入っていたものの、見過ごされていたものが(「見てはいる」という状態から)、「見る」という状態に切り替わったのです。
この人間の特性を活かして、情報を集めようというのがこの方法です。

 

日頃からカラーバスを使って情報収集

前述の感じで、今度は「青」で設定して普段の世界を見てみましょう。

まず道を歩いていると「青い看板」が目に入りました。パン屋のセール看板です

すると、横を「青い車」が通り過ぎていきました。平日なのにも関わらず、家族らしき4人組で楽しそうにドライブしているようです。

ふと上を見上げれば、「青い空」が一面に入ってきます。
そこに一筋の飛行機雲が通っていました。

しばらく歩いて、少し高台に登ると、一部に密集した「青い屋根」が目に入りました。
なんであそこだけ、やたらと青い屋根の家が集まっているんだろう?

といった感じで、ここでは、

「パン屋のセール」
「平日に家族4人でドライブ」
「飛行機雲」
「密集した青い屋根」

という情報が、「青」を切り口に集まってきました。

一見関係ないもののように見える情報が、この「青」という共通項でつながったのです。
普段何気なく歩いていると、自分の興味あることや目立つものに目が行きがちですが、このカラーバスを利用することにより、普段の自分では気付きにくい情報が手に入るわけです。
この情報の中から、なにか気になるものがあったらそれをメモしてストックしておきます。

 

お題が決まってからカラーバスを使ってアイデアを出す

次の場合は、考えることが決まってからのカラーバスの利用方法です。
基本的にはやることは同じです。
この場合は単純に「色」だけではなくて、そのお題に近い設定をした方が良い場合もあります。
例えば「色」だけじゃなくて「形」や「キーワード」といったものでもOKです。

では今回は、お題が「ショッピングセンターの集客イベントを考える」だとしましょう。
わかりやすく同じく「青」でやってみましょうか。

先ほどのパン屋の「セール看板」が目に入りました。
どうやら誕生月の人は、40%オフになるようです。
「誕生月の人は、イメージキャラクターのゆるキャラとジャンケンして、買ったら全店割引となる優待カードがもらえるイベント」はどうでしょうか。

電車に乗ると、青い中吊り広告が目に入ってきました。
子供のダンス教室のようです。ふむふむ。
「アンパンマンと一緒に踊ろう!子供のダンスイベントショー」なんてできそうです。

本屋に入ってみました。フラフラとしていると、青い表紙の旅行雑誌に目がとまります。
どうやら京都旅行特集のようです。
「京都」・・・。
「ショッピングセンターで京都の雰囲気を味わえる物産展」を開催!はできるかな?
食べ物だけでなく、工芸品などの展示、舞妓さんになれるブースなど。

電気屋のテレビをみると、CMで青い服をきた、お兄さんが古着買取の宣伝をやっていました。
「近所の方の古着や手作りの作品をあつめて、売る、地域でシェアする古着マーケット」、どうでしょう?

といった感じで、お題を念頭に飛び込んできた情報をぶつけたり、かけあわせたりしていくわけです。
ある程度、連想の練習が必要にはなりますが、慣れると自然にできるようになるので、なかなか面白いですよ!

 

まとめ

整理します。

①カラーバス効果を狙って情報を集める
「赤」と決めて街中を歩いてみましょう。
すると「赤」に引き寄せられて、今までは気づかなかったようなことに気づくようになります。

②日頃からカラーバスを使って情報収集
「青」という設定で、街中を歩いてみましょう。
青によってきた、情報達の中で気になったものなどをメモしてストックしておきます。

③お題が決まってからカラーバスを使ってアイデアを出す
「色」や「形」「音」「キーワード」などを設定し、それによって集められた情報にお題を掛け合わせます。
そこから連想して、アイデアを出してみましょう。

 

ゲーム感覚で暇つぶしにやるのも、かなり面白いので、おすすめです。
「形」や「音」などもよかったらぜひ試してみてくださいね!