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劇団年一『肌の記録』のあらすじと感想!賀来賢人らが劇団結成!

2020年5月7日(木)に劇団年一の初公演『肌の記録』がyoutubeにて配信スタートしました。

2週間の期間限定ということで、今まさにファンの方は見ている方も多いのではないでしょうか?

頭から最後までワンカット(一発撮り)の芝居となっています。

実験的な映像作品という話も聞いていましたので、胸躍らせながら見てみました。

今回はこの劇団年一の『肌の記録』を見た個人的な感想をつづりたいと思います。

劇団年一とは?『肌の記録』のあらすじは?

劇団年一とは、古くから親交のある、柄本時生さん、岡田将生さん、落合モトキさん、賀来賢さんで結成された劇団です。

約2週間のリモート稽古を重ね、オールリモートでビデオ通話を使った映像のような演劇のような作品『肌の記録』が期間限定で配信開始されました。

あらすじは、

大体今から100年くらいあと、ある年から教育や仕事はオールリモートに移行、外出は基本禁止、仕事が無い人はしなくてもよく、人との関わり方は変わってしまい、子供達は友達とオンライン以外で会った事が無い世の中になりました。
人と触れ合うような文化、娯楽、仕事はすっかり滅びてしまって、そんな時代に産まれた幼馴染みの、ときお、けんと、まさき、もときは暇で暇で仕方がないです。
『生きているだけで楽しくて幸せ』なんてつまらないと思う4人は暇で仕方ない生きるだけの日々を楽しくする為に、ぼんやり昔の文化を想像と勘で復活させてみたりしちゃったりします。

となっています。

『肌の記録』を見た感想は?

演技なのか素なのかが分からない不思議な距離感に終始混乱

ドラマや映画と違って、身近でのリモート配信画面から上演されるので、演技なのか素なのか?という不思議な距離感に終始混乱させられました。
臨場感が半端ないってことです。

普段からいかに「ドラマ」や「映画」を無意識に「演技」として見ているかに気づかされました。
ドラマや映画にのめり込む・集中するという言葉がありますが、この映画に関してはそういうことではなくて、すでにフワフワと身の回りにあって、自然と世界に入ってしまっている状態が続くという感じでした。

将来の1つの可能性を疑似体験できる面白さと怖さ

今まで当たり前にしていた環境がガラリとかわり、ひょっとしたら本当に起こるかも知れない将来を疑似体験できる面白さがあると思います。
そして、それと同時に恐怖も感じます。

例えば、「外に出る」という当たり前の感覚も、それが何年も続くと特別なもの変わっているのです。
劇中に「外に出るために外にでられる許可証をもらえる仕事を選ぶ」という内容の会話がでてくるのですが、これもまさに今とは全く発想が逆になっており、今までなんとなく4人の話を聞いていた自分が一気に遠くへ飛ばされる感覚になりました。

一般的な会話テーマでも「体験」が抜け落ちている違和感

彼らは人に会うことなく家の中でできることしか経験がない為、会話に出てくる「かくれんぼ」や「お見合い」といった一般的なワードも、今の僕らとはまったく違うイメージで話が展開されます。

なので、同じ話をしている(聞いている)はずなのに、なんとも言えない違和感がずっと漂います。

例えば、「かくれんぼ」の例をいえば、彼らはまず「何がおもしろいのか?」がわかりません。

各々がただ家の中に隠れて、終わりです。数を数えたら、終了して画面の前に戻ってきます。
「何がおもしろいの?」といって。

僕らにとっては、隠れている時のドキドキや、見つける時のワクワク感が思い出されて、相手との会話にも花が咲くのですが、彼らにとっては知識としての昔の人の遊びであって、やってみても意味がわからないという結論に至ります。

出てくる会話のテーマひとつひとつが、馴染みのあるテーマではあるのですが、内容はガラリと違うし、登場人物みんなの気にするポイントが僕らと全然違うのです。

テーマを聞いて、見ている方としては一瞬共感するのですが、会話をきいているうちに置いていかれる気分になるという繰り返しがおこるわけです。

とても面白い感覚だと感じました。

おわりに

劇団年一の初公演作品『肌の記録』の感想でした!

基本的には会話で物語が展開していくストーリーで、見た目的に大きな変化はありませんが、その会話のテーマ選びと内容が素晴らしくて、新しいテーマになるたびにその違和感を楽しんでいる自分がいました。

個人的には映像作品だからと真剣に食い入るように見るというよりは、気軽に再生してみたら良いと思います。

気づいたら自然と画面の中の一員になっており、今見ている自分の環境やポジションについて深く考えさせられてることでしょう。

素敵な時間をありがとうございました。素晴らしい作品でした!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。